2021年02月27日更新
CompatTelRunner.exeとは?Windows10が重い時の停止方法を解説!
Windows10を利用中、動作が重い、HDDが動きっぱなしになっていると思って確認すると「CompatTelRunner.exe」が原因ということがあります。「CompatTelRunner.exe」とは何なのか、重いときの停止方法とともに解説します。
CompatTelRunner.exeとは?
Windows10では様々なタスクがバックグラウンドで動いていますが、そのバックグラウンドタスクのせいでWindows10の動作が重くなることがあります。
タスクマネージャーで確認してみるとその原因を特定できますが、その原因となっているものに「CompatTelRunner.exe」がある場合があります。
CompatTelRunner.exeの役割
「CompatTelRunner.exe」とは何なのか、その名称からは分かりづらいと思いますので、まずは「CompatTelRunner.exe」とはどういったものかの説明をします。
「CompatTelRunner.exe」とは「Customer Experience Improvement Program(カスタマーエクスペリエンス向上プログラム)」に関係するプログラムの1つです。略称は「CEIP」です。
このCEIPは、Windows製品の向上のためWindows10システムから使用状況データを収集して、ネットワークを介しMicrosoftへ送信する機能です。
Windows10を初めて利用する際に情報提供に協力するかどうかの確認画面があったことが記憶にある人もいると思います。
Windows10に不具合が生じていたり、誤作動と思われる挙動などの情報を送るものですが、同意せずこのプログラム関係を無効化する人もいることでしょう。
しかし無効化しても、なぜか「CompatTelRunner.exe」は起動するように設定されたままになるようです。
プログラム自体を停止することはできるものの、「CompatTelRunner.exe」は残ったまま常駐してしまうため、そのためにWindows10の動作が重くなることもあります。
CompatTelRunner.exeでWindows10が重い時の停止方法
この「CompatTelRunner.exe」が原因でWindows10パソコンの動作が重くなってしまう場合、原因を排除するために停止したいと考える人も多いでしょう。
重いときは停止しても大丈夫?
果たして「CompatTelRunner.exe」は停止してしまっても問題ないのかですが、前述したとおりWindows10の情報収集のためのプログラムであり、Windows10を動かすためのシステムプログラムではありません。
そのため、「CompatTelRunner.exe」を停止してしまってもWindows10の動作には大きく影響しません。「CompatTelRunner.exe」が原因でWindows10の動作が重くなるのであれば停止しましょう。
CompatTelRunner.exeを停止/無効化する手順
「CompatTelRunner.exe」を停止/無効化する手順の説明に移ります。Windows10のスタートメニューを開き、Windows管理ツールを展開しましょう。
タスクスケジューラーを起動します。
下記の場所を開きましょう。
システムツール\タスクスケジューラ\タスクスケジューラライブラリ\Microsoft\Windows\Application Experience |
「Application Experience」の中のプロセス全てを選択します。ドラッグアンドドロップでの選択もしくはCtrlキーを押しながらのクリックで選択してください。
画面右側にある「選択された項目」に対しての「無効化」をクリックしてください。これで「CompatTelRunner.exe」の起動を防ぐことができます。
最後に
「CompatTelRunner.exe」はWindows10の不具合などの情報をMicrosoftへ送信するプロセスのプログラムの1つですが、情報送信を無効化しても動いています。
「CompatTelRunner.exe」は停止しても問題はありませんので、Windows10の動作に影響するようであればこの記事を参考に無効化をおこなってください。