2021年06月06日更新
「システムに接続されたデバイスが機能していません」とWindows10で出た時の対処法
iPhoneやAndroid端末をWindows10接続した時「システムに接続されたデバイスが機能していません」と表示されることがあります。「システムに接続されたデバイスが機能していません」と表示された場合の偏印と対処法を解説していきます。
【Windows10】「システムに接続されたデバイスが機能していません」と出た時の対処法
Windows10でiPhoneやAndroidの端末を管理しようと接続することも多いでしょう。バックアップを取ったり、不要なものを削除したりと、スマホ本体を利用していおこなう場合より操作しやすいからと利用している人も少なくないでしょう。
さあこれからWindows10PCでそれらをやろうとしたとき、「システムに接続されたデバイスが機能していません」と表示されることがあります。こうなると転送などができず、バックアップなどの管理ができません。
どんな時に表示される?
Windows10PCでこの「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されるタイミングは一体どういうときなのかをまず確認しておきましょう。
他のデバイスからPCへデータを転送中に表示
基本的に、「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されるのは他のデバイスからPCにデータを転送している際に表示されるエラーです。
なお、iPhoneやアAndroid端末だけでなく、USBメモリやSDカードなどの外部ストレージでも同様に、「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが発生する可能性があります。
エラー表示される原因
では、「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示される原因とはどのようなものなのかについての確認に移ります。
空き容量が足りない
Windows10PCで「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されるの原因としては、iPhoneやAndroidなどの空き容量が不足している事が考えられる場合があります。
iPhoneなどで画像や動画を保存する際、デフォルトのファイル形式は「HEIF」と「HEVC」でした。Windows10PCでは互換性がないため、ファイルをWindows10PCに移動する際、自動的にJPEGなどに変換されます。
その変換時に、空き容量が不足していて「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されることがあるのです。
ライトニングケーブルが純正でない
iPhoneやAndroid端末をWindows10PCと接続しているライトニングケーブルが純正品のものでない場合にも「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されることが多いです。
費用をなるべく抑えようと格安のケーブルを利用している人に特に多い原因です。
PCのUSBポートの異常
また、Windows10PCのUSBポートに何らかの異常が生じている場合、iPhoneやAndroid端末と接続不良が起きてしまって「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示される場合があります。
iPhone/Androidドライバが古い
なお、iPhoneやAndroidのドライバーが古い場合にも、「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが生じる可能性があります。
エラー表示された時の対処法
Windows10PCでiPhoneやAndroid端末接続時に「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示された場合どのような対処方法を利用するのかの説明に移ります。
PCと接続端末両方を再起動
まずは、Windows10PC、それと接続している端末の両方を再起動してみましょう。再起動することで端末内に溜まっていたキャッシュなどが削除され、不具合が解消する可能性があります。
スマホの空き容量を増やす
スマホの空き容量が不足しているのであれば、アプリやファイルなどを削除して空き容量を確保してください。ダウンロードしたけれど今はもう利用していないアプリや、ダウンロードしたファイルなどは、削除することで存外空き容量を確保することができます。
元のフォーマットのまま転送
前述しましたが、iPhoneやiPadの画像は「HEIF(HEIC)」、動画は「HEVC」の形式になっていて、それをWindows10などのPCに転送する場合は画像はJPEG、動画はH.264の形式に変換されます。
iPhoneやiPadでファイル転送中に「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示される場合、この変換設定をオフにして、元のフォーマットのまま転送するようにしてみてください。
iPhoneやiPadの設定アプリを開き、「写真」をタップしてください。
「MacまたはPCに転送」の設定を「元のフォーマットのまま」に変更してください。こうすることで、画像は「HEIF(HEIC)」、動画は「HEVC」の形式でWindows10PCに転送されるようになります。
別のUSBポートを使用
Windows10PCのUSBポートに原因がある場合、別のUSBポートを利用すれば「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが解消する可能性があります。
ポート単体の不具合なのであれば、別のポートは問題なく使えるということも多いためです。また、USBハブを利用している場合は、USBハブではなく直接USBポートに接続してみてください。
なお、USBポートに複数のUSBケーブルなどを接続している場合、ファイル転送に利用したいもの以外一度USBポートから外して利用してみる、というのも対処法の1つです。
純正ケーブルに変更
iPhoneやAndroidには純正ケーブルがあります。純正ケーブルでない格安ケーブルなどを利用している場合、そのケーブルが原因で「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが生じる可能性があります。
純正ケーブルに変更してiPhoneやAndroidとのデータ転送をやると、「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが表示されずすんなりできたということもあります。
100円ショップの格安ケーブルを利用しているような場合はその可能性も考えてみましょう。
iPhone/iPadの位置情報とプライバシーをリセット
iPhoneやiPadは、Windows10PCなどに接続する際「このコンピュータを信頼しますか?」という確認画面が表示されます。
ここで「信頼しない」を選択すると、そのせいでiPhoneやiPadとのデータ転送ができません。
そのため、この設定に関するものである「位置情報とプライバシー」をリセットすれば「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーが解決する可能性があります。
「位置情報とプライバシー」の設定のリセット方法ですが、iPhoneなどの設定アプリを開いて「一般」を開いてください。
「リセット」をタップします。
「位置情報とプライバシー」をタップしてください。設定リセットにはパスコードが必要です。パスコードの入力をおこなって、リセットを実行してください。
再度iPhoneやiPadをWindows10PCなどに接続した際に「このコンピュータを信頼しますか?」の確認画面で「信頼」を確認し、ファイルの転送ができるようになったかどうか確認してみてください。
ドライバーをアップデート
デバイスドライバーのが古いもののままになっていることなどが原因で、iPhoneやAndroidとWindows10PC間のデータの転送ができないことがあります。
そのため、デバイスドライバーのアップデートを行ってみましょう。まずは、接続したいデバイスをWindows10PCと接続しましょう。iPhoneやAndroid以外にも、USBメモリやSDカードも同様におこないます。
WindowsマークキーとXキーを押して表示されたメニューから「デバイスマネージャー」を開きます。
USBメモリやSDカードの場合は「ディスクドライブ」のツリーを、iPhoneやAndroidの場合は「ポータブルデバイス」のツリーをダブルクリックしてください。
表示されたデバイスドライバーで右クリックしましょう。どのデバイスマネージャーかわからないものはアップデートを全てのドライバーに対して行えばOKです。
右クリックして表示されたメニューの中から「ドライバーの更新」をクリックしましょう。
最後に
Windows10PCでiPhoneやAndroid端末を接続してファイル転送する際に表示されることがある「システムに接続されたデバイスが機能していません」のエラーの原因と対処法を説明してきました。
心当たりのある原因があるという人もいるかと思いますので、状況に応じてここで紹介した対処を実行して、ファイル転送ができるようにしてみてください。