2019年05月17日更新
iPhoneが遠隔操作されてる?確認/解除方法を解説!
もしかしたらあなたのiPhoneが遠隔操作されているかもしれません。iPhoneが遠隔操作されていないか確認する方法や解除方法を紹介します。またiPhoneが遠隔操作されない為には、どのような防止・対策をすればいいのかも説明をしていきます。
目次
- 1iPhoneは遠隔操作が可能
- ・「iPhoneを探す」による遠隔操作
- ・アプリによる遠隔操作
- ・マルウェアによる遠隔操作
- 2iPhoneで遠隔操作できる理由
- ・保護者が子供を見守るため
- ・個人情報の流出など悪用に注意する
- 3iPhoneの遠隔操作で受ける被害
- ・位置情報が知られる
- ・盗撮や盗聴をされる
- ・電話やSMSなどプライバシーが侵害される
- ・データを削除される
- 4iPhoneが遠隔操作されているか確認する方法
- ・ホーム画面を確認する
- ・アプリ一覧を確認する
- ・プロファイルを確認する
- 5iPhoneの遠隔操作を解除する方法
- ・身に覚えのないアプリを削除する
- ・身に覚えのないプロファイルを削除する
- ・「iPhoneを探す」をオフにする
- ・iPhoneを初期化する
- 6iPhoneの遠隔操作の防止/対策方法
- ・怪しいアプリをインストールしない
- ・怪しいURLを開かない
- ・他人にiPhoneを渡さない
- ・フリーWiFiを避ける
- ・iPhoneにロックをかける
- ・Apple IDやパスワードを厳重に管理する
- ・脱獄しない
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!Appleに関する記事一覧
iPhoneは遠隔操作が可能
ウイルス感染なんてないし、セキュリティアプリをインストールしている。だから自分のiPhoneは遠隔操作なんて無縁だと思っていませんか?ですが、とあるiPhoneの設定をオンにしていたり、プロファイルを許可していると別のお話になってきます。
そういったご自身がなんとなく行った設定・プロファイルをダウンロードをしてしまうと、いくらiPhoneにセキュリティアプリで遠隔操作を防止・対策をしていても駄目なのです。ウイルス感染などではなく、設定によりiPhoneを遠隔操作されてしまうのです。
iPhoneは遠隔操作がもともと可能ですので、それを悪用して遠隔操作するということもできます。ですからAppleIDやパスワードが盗まれないように防止・対策しなくてはなりません。それでは、iPhoneは遠隔操作についてもっと深堀していきましょう。
「iPhoneを探す」による遠隔操作
iPhoneが遠隔操作できる理由はすばり「iPhoneを探す」機能なのです。このiPhoneを探すは一度は使ってことはありませんか?iPhoneを探すの設定を確認していないと、iPhoneが遠隔操作されてしまう可能性は十分考えられてしまいます。
本来はiPhoneを探すは、iPhoneが紛失したり盗難の被害に遭った際に、パソコンや他の携帯端末を利用して行方不明のデバイスの場所を調べたりインターネット回線を通してロックをかけることができる便利な機能が付いているのです。
盗難防止・対策のために自分のiPhoneを遠隔操作して個人情報が漏れない為に防止するという目的なのですが、このiPhoneを探すを悪用することもできてしまいます。ですからiPhoneを探すの設定をしっかり確認しなくてはなりませんよ。
アプリによる遠隔操作
またその他にも遠隔操作アプリによって、あなたのiPhoneが遠隔操作されてしまうことも予想されます。これはいつの間にか遠隔操作されていることが多く、なかなか気づかないパターンがあります。遠隔操作アプリも最近は増えてきました。
遠隔操作アプリの機能を増え続けているので、写真を取られたり。動画を撮影されたり。データを削除されたり、送信されたりとあらゆることが遠隔操作アプリで行われてしまいます。一度遠隔操作アプリをiPhoneにインストールされたら恐ろしいことになります。
セキュリティ面で対策・防止など心がけていても、遠隔操作アプリをインストールされてしまう手段は日常によくありふれているんです。遠隔操作アプリをインストールされないように、日ごろから注意して対策を行わなければなりません。
マルウェアによる遠隔操作
iPhoneにマルウェアを感染させることで、GPSを使って居場所を特定したり、マイクやカメラを遠隔操作して周囲の状況を把握したり、カレンダーアプリやFacebookの内容をチェックしたり、メールを盗み見したりされることもありえます。
マルウェアを感染されないように、iPhoneにセキュリティアプリを入れるだとか設定を強化するなど防止・対策をしていれば、iPhoneにマルウェアを感染することはそうありませんが、最近は新たなiOSマルウエアも登場しているのです。
最近では、「YiSpecter」というマルウェアが話題です。攻撃に遭ったユーザーの報告によると、YiSpecterはiPhoneが脱獄済みであろうとなかろうと感染し、手動で削除しても再び出現するという恐ろしいものまでありますので、注意をしていきましょう。
iPhoneで遠隔操作できる理由
iPhoneの標準機能で遠隔操作できる理由は、なぜだろうか?と思ったことはありませんか?iPhoneを遠隔操作と聞いたら、やはり悪いイメージが先に思い浮かんでしまいますよね。そんなiPhoneを遠隔操作するという悪いイメージを実は覆す機能なのです。
iPhoneを遠隔操作することは、けして悪いことではありません。正しく確認して使えば有効活用できる機能なのです。それでは、なぜiPhoneは標準機能で遠隔操作できるのか?その理由を紹介させていただきますので、みなさんも使い方を考えてみましょう。
保護者が子供を見守るため
たとえば、親が子供を守るためなんかにiPhoneを遠隔操作すると役に立ちますよ。子供が外に遊びに出かけたときに、なかなか時間になっても家に帰ってこないといった場合、とても不安ですよね。そういった時にiPhoneを遠隔操作するといいのです。
GPSを使えば、子供の居場所を特定することができます。位置が分かるので、もうすぐ家に帰ってくるか一目瞭然になります。また家から遠ざかっていった場合は、何か危険なことが起きている可能性があるので、すぐさま警察に連絡をすることも可能です。
こういった子供を危険な目に合わせないように、iPhoneを遠隔操作することにより防止・対策をすることができます。また子供が危険なサイトを使っていたとしても、ロックをかけることができるので非常に役に立つのがiPhoneを遠隔操作する機能なのです。
個人情報の流出など悪用に注意する
こういった役に立つiPhoneを遠隔操作機能ですが、悪用されることも十分予想されます。iPhoneを遠隔操作されることにより、個人情報が盗まれる危険性も考えられます。GPSなどあなたの居場所が分かってしまうので、遠隔監視されてしまうのです。
iPhoneを遠隔操作することは、通常そういうことをしてはいけないようになっていますが、万が一の為に防止・対策をしっかりして設定などをむやみやたらに許可しない。AppleIDとパスワードは絶対に教えないなどしなくてはなりません。
それでは、iPhoneの遠隔操作で受ける被害を説明していきますので、被害にあわないように気を付けていくように心がけていきましょう。
iPhoneの遠隔操作で受ける被害
iPhoneの遠隔操作で受ける被害は、あなたが想像しているよりもとても大きいのです。あなたのiPhoneには、どういったデータが入っているか考えたことはありますか?そしてiPhoneの端末本体を見てください。マイクやGPSが搭載されていますよね?
こういったあらゆるiPhoneのすべてのものが悪用されてしまうと思うと、ゾッとしませんか?では、iPhoneの遠隔操作で受ける被害を私が思いつく限り一覧にして紹介をしていきますので、一つ一つ確認をしながら被害を理解していきましょう。
位置情報が知られる
iPhoneの標準機能の遠隔操作や遠隔操作アプリでは、定番のGPS機能を遠隔で監視するといった機能があります。それを使われてしまうと、あなたの入る場所がまるわかりです。もちろん遠隔操作アプリも進化しているのでリアルタイムで分かってしまいます。
一日の行動パターンが読まれてしまうので、空き巣、ストーカーなどさまざまな被害が考えられます。家にいない時間が分かりますので、空き巣の被害に合われるかもしれません。そうすると、とんでもない被害に遭遇します。
ストーカー行為をされてしまった場合は、恐怖で支配されてしまい精神的なダメージを受けることになります。そうならない為には、しっかりと防止・対策・設定強化していきましょう。
盗撮や盗聴をされる
iPhoneが遠隔操作で受ける被害として、盗撮や盗聴をされるということもあります。iPhoneには、カメラとマイクが搭載されています。当然カメラとマイクを遠隔操作アプリでは、遠隔で操作することが可能なのです。
何もしていないのに、iPhoneからシャッター音が聴こえた。勝手に録音ファイルが増えている。といった症状が表れてしまいます。このような場合、相手に撮った写真や音声が送られてしまうので、どこにいるか?何を話しているか?が知られてしまいます。
もし個人情報などを含む会話や書類などを盗撮・盗聴されていた場合は、さらに被害が広がってしまいます。たとえば、AppleID・パスワードなどメモしていたものを盗撮されてしまう。なんてことも考えられます。
電話やSMSなどプライバシーが侵害される
電話の内容までも遠隔操作により丸わかりになります。ビジネスシーンなどで通話は必須です。取引先との電話では、とても重要な会話をすることが予想されます。その場合は、顧客の情報や会社の情報を盗まれてしまう可能性があります。
またSNSのメッセージも読まれてしまいます。さまざまな情報が盗まれてしまいますので、プライバシーが侵害される被害を受けてしまいます。
一度知らないうちに遠隔操作されてしまったら、防止・対策することは難しいので、遠隔操作されていないかやはり隅々まで確認することは大事ですよ。
データを削除される
写真・動画・メールなどiPhoneには、たくさんのデータが入っていると思います。遠隔操作アプリの機能には、さまざまなデータを削除できる機能があります。その遠隔操作アプリの機能を使われると、いつの間にかデータが削除されるという被害を受けます。
大事なデータが入っているiPhoneですから、こういったデータを削除される可能性があると理解して、遠隔操作に対して防止・対策を取っていきましょう。
iPhoneが遠隔操作されているか確認する方法
それでは、あなたのiPhoneが遠隔操作されているかどうか確認する方法はあるのでしょうか?もしiPhoneが遠隔操作されているのであれば、今すぐ確認して遠隔操作を解除しなければ被害は広がり続けてしまいます。そうならないために確認し解除をしましょう。
自分のiPhoneは遠隔操作なんてされていないよ!!と自信を持っているひとも、気づいていないだけで見落としている可能性だって十分ありますので、今から紹介をするiPhoneが遠隔操作されているかどうか確認する方法を見ていきましょう。
ホーム画面を確認する
iPhoneのホーム画面を確認していきましょう。ホーム画面にはインストールしたアプリが表示されています。ホーム画面を隅々まで見渡してください。ホーム画面の一覧に知らないアプリのアイコンはありませんか?ホーム画面にあったのなら削除しましょう。
ホーム画面からそのまま遠隔操作アプリをアンインストールすることができますので、すぐさまホーム画面からアンインストールして遠隔操作から解除しましょう。ただ厄介なのがホーム画面に遠隔操作アプリのアイコンを表示しないこともできてしまうのです。
ですからホーム画面の一覧に怪しいアプリがなかったからといって安心してはいけません。ホーム画面の一覧で確認できなかった場合は、アプリ一覧を確認するという方法を取ってください。
アプリ一覧を確認する
アプリをインストールした一覧を確認していきましょう。このアプリ一覧には、ホーム画面の一覧では確認できなかったアプリが隅々まで表示されます。最終的には、アプリ一覧に遠隔操作アプリがないか確認してください。
アプリ一覧では、いつそのアプリをインストールしたか?などが詳しく載っていますので、身に覚えがあるか?確認していきましょう。アプリ一覧からアンインストールできますので、遠隔操作から解除していきましょう。
プロファイルを確認する
プロファイルのチェックをしておきましょう。プロファイルとはiOSの機能制限や各種設定を行うためのソフトウェアのことです。遠隔操作を目的としたプロファイルがダウンロードされることもあるんです。ですからプロファイルも確認しておきましょう。
プロファイルは、ホーム画面にも設定のアプリ一覧にもアプリアイコン等は表示されません。ですからプロファイル一覧から削除して遠隔操作から解除していきましょう。プロファイルの削除の仕方は後々説明をしていきます。
iPhoneの遠隔操作を解除する方法
それでは、iPhoneの遠隔操作を解除する方法を紹介します。遠隔操作を解除するには、AppleIDとパスワードが必要になりますのでAppleIDとパスワードを覚えておきましょう。
身に覚えのないアプリを削除する
身に覚えのないアプリがiPhoneにあった場合は、基本的に削除するようにしましょう。普段使っていないアプリなんかも一気にアンインストールしてみてはいかがでしょうか?そうすると結果的に、遠隔操作アプリをアンインストールするかもしれません。
そうやって遠隔操作から解除していきましょう。AppleIDとパスワードなど個人情報など、どんどん被害が広がってしまうので見つけたらすぐに削除して解除してくださいね。
身に覚えのないプロファイルを削除する
身に覚えのないプロファイルも削除してください。「設定」から「一般」をタッチして「デバイス管理」をタッチしていきます。するとプロファイル一覧が表示されますので身に覚えのないプロファイルは削除しましょう。
「iPhoneを探す」をオフにする
つづいて、iPhoneを探すをオフにしていきます。iPhoneを探すをオフにするには、AppleIDとパスワードが必要ですので事前に用意しておきましょう。まずはiPhoneのホーム画面から「設定」をタッチしていきます。
つぎに「ユーザ名」をタッチしてください。
そしたら「iCloud」をタッチして進んでください。
そして「iPhoneを探す」をタッチしていきます。
iPhoneを探すの設定画面にある「iPhoneを探す」をオフにしていきます。
そうしたら、AppleIDとパスワードを入力してください。AppleIDとパスワードを入力しないとオフにはできませんので注意が必要です。もしAppleIDとパスワードを忘れたらサポートセンターに問い合わせをしましょう。
AppleIDとパスワードを入力した後、自動的にiPhoneを探すがオフになります。
一応、最後の位置情報を送信もオフにしておきましょう。これで遠隔操作されることがないでしょう。
iPhoneを初期化する
iPhoneを初期化することで、遠隔操作アプリを削除することもできます。では初期化していきましょう。iPhoneのホーム画面から「設定」をタッチしていきます。
つぎに「一般」をタッチしていきます。
「リセット」をタッチしてください。
「すべてのコンテンツと設定を削除」をタッチしてください。
ここでパスコードを入力します。
最後に「iPhoneを削除」をタッチします。そうするとiPhoneが初期化されます。遠隔操作アプリも一緒に削除されますので安心して使えるようになります。
iPhoneの遠隔操作の防止/対策方法
iPhoneの遠隔操作されない為には、どのように防止・対策をすればいいのでしょうか?防止・対策方法について紹介をしていきます。
怪しいアプリをインストールしない
少しでも怪しいと思ったアプリをインストールしない。これが一番です。またインストールする際に、要求される権限が多ければ多いほどあなたのiPhoneの権限を許可することになるので、必ず確認しておいてくださいね。
怪しいURLを開かない
知らないメールにURLが記載されていても絶対にアクセスしないでください。遠隔操作アプリのインストール先かもしれません。また無料で音楽や漫画がダウンロードできるといって、URLが指示されていても誘惑に負けずに我慢してくださいね。
他人にiPhoneを渡さない
うっかりiPhoneをテーブルに置いていた。そうすると見知らぬひとが、勝手に遠隔操作アプリをインストールしてしまうかもしれません。一度インストールされてしまうと、その相手はパソコンを使いあらゆることを遠隔で操作されてしまいます。
なんでもない日常に危険が潜んでいるということを忘れないでください。最近はストーカー行為などが問題になっていますので、女性の方は特にあまり親しくない男性にiPhoneを渡さないようにしてください。
フリーWiFiを避ける
フリーWiFiにはさまざまなものがあります。ときには危険なWi-Fiまであるんです。偽物のフリーWi-Fiを作り、あなたのiPhoneが接続されるのを待って不正なアプリをインストールさせてしまいます。こういった方法で遠隔操作アプリをインストールされるんです。
ですから、公式に提供されていないフリーWiFiには絶対に接続しないでください。
iPhoneにロックをかける
iPhoneに必ずロックをかけるようにしましょう。ロックをかけていれば、遠隔操作されない場合もあります。また遠隔操作アプリをインストールしようとするひとが身近にいた場合に、防ぐことができます。
Apple IDやパスワードを厳重に管理する
AppleIDやパスワードは他人に絶対に教えないようにしましょう。もし漏れてしまうと、遠隔操作されてしまうことに繋がります。管理はしっかりとしましょう。
脱獄しない
iPhoneを脱獄しないようにしましょう。脱獄するとセキュリティが低下します。そして遠隔操作アプリもインストールしやすくなります。脱獄さえしていなければ防げるリスクは非常に多いので、絶対に脱獄はしないようにしてください。
まとめ
以上が、iPhoneが遠隔操作されてる?確認/解除方法を解説!の記事でした。iPhoneが遠隔操作されているかも..と少しでも思いましたらこの記事を見て確認をしていきましょう。