iPhone/iPadで「書類とデータ」を削除して空き容量を増やす5つの方法

iPhoneやiPadには、「書類とデータ」というデータが存在します。iPhone/iPadの消費容量が多すぎると、新しいアプリを入れられません。そこで行なうのが「書類とデータ」の削除です。「書類とデータ」とは? 確認方法は? という問題にも触れます。

iPhone/iPadで「書類とデータ」を削除して空き容量を増やす5つの方法のイメージ

目次

  1. 1iPhone/iPadの「書類とデータ」とは?
  2. 2iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量がおかしい/多すぎる時の対処法
  3. 3iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量を確認する方法〜iTunes〜
  4. PCと接続
  5. PCにiTunesがない場合はインストール
  6. PCでiTunesを起動
  7. ストレージ容量部分にマウスカーソルを合わせる
  8. 4iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量を確認する方法〜設定アプリ〜
  9. 設定から一般を開く
  10. iPhoneストレージをタップ
  11. 確認したいアプリをタップ
  12. 5iPhone/iPadの「書類とデータ」を削除してストレージ空き容量を増やす方法
  13. 1,オフラインリーディングリストの整理
  14. 2,メッセージの添付ファイルなどを削除
  15. 3,メールの添付ファイルなどを削除
  16. 4,ミュージックアプリのキャッシュを削除
  17. 5,アプリの再インストール
  18. 6,ブラウザの履歴を消去
  19. 7,写真(画像データを消去)
  20. 6iPhoneの「システム」の容量を減らす方法
  21. 端末を再起動する
  22. 合わせて読みたい!容量に関する記事一覧

iPhone/iPadの「書類とデータ」とは?

iPhoneやiPadにおける「書類とデータ」とは、文字通りiPhone/iPad内にある「書類とデータ」を表すもの、つまり、「書類とデータ」によって生じている使用容量を表しています。

「書類とデータ」をチェックすることで、iPhone/iPadのストレージ容量(あとどれくらいの「書類とデータ」を蓄積できるか)を知ることができます。

「書類とデータ」が多すぎると、消費ストレージ容量が多すぎるということになりますので、新しいアプリや音楽などを入れることができなくなります。しかし、多すぎる「書類とデータ」は削除したり、その他様々な方法で減らすことができます。

今回紹介するものとは、「書類とデータ」を確認したり、多すぎる「書類とデータ」を減らすことで、ストレージ容量を回復させ、iPhone/iPadの容量を増やす方法になります。

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iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量がおかしい/多すぎる時の対処法

iPhone/iPadにおける「書類とデータ」とは、アプリや音楽などで消費しているストレージ容量をあらわします。しかしながら、iPhone/iPodに保存してあるアプリ容量以上の「書類とデータ」が存在することもあります。

多すぎる「書類とデータ」が無駄にストレージ容量を圧迫しているというおかしい事態になることも、しばしばあります。そんな時は、「書類とデータ」を確認し、多すぎる分(実際のデータ容量以上のおかしい容量)を減らしてあげることが必要となります。

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iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量を確認する方法〜iTunes〜

iPhone/iPadにおける「書類とデータ」の多すぎる(おかしい部分)を減らす場合、まず現在どのくらいの「書類とデータ」容量が存在し、どのくらい実際のデータ容量分より多すぎるおかしい容量が存在しているのか、確認する必要があります。

この「書類とデータ」容量の確認方法には、主に2つの方法があります。iPhone/iPadをパソコンに接続し、iTunesで確認する。iPhone/iPadの設定からストレージを開き容量を確認する。この2つの確認方法です。iTunesでの確認方法から解説します。

PCと接続

iTunesから「書類とデータ」を確認したいとします。そこでまずは、ストレージ容量を確認し、おかしい・必要以上に存在している多すぎる「書類とデータ」を減らしたいiPhone/iPadを、USBケーブルでパソコンと接続してください。

PCにiTunesがない場合はインストール

iPhone/iPadと接続したPCに、iTunesが入っていない場合はインストールしておいてください。こちらから最新版のiTunesをダウンロードし、PCにインストールすることができます。

iTunesを使えばiPhone/iPadのバックアップをとったり、データが消えた時の修復も気軽にできますので、インストールしておくことをおすすめします。

PCでiTunesを起動

iPhone/iPadとPCを接続したら、iTunesを起動します。先にiTunesを起動してから、PCにiPhone/iPadを接続するパターンでも、問題はありません。

とにかく、「書類とデータ」容量を確認したいiPhone/iPadをPCと接続する。PCではiTunesを起動させる。iPhone/iPadとiTunesを同期させる。この3つが行えれば、OKです。

ストレージ容量部分にマウスカーソルを合わせる

新しいUSBケーブルを使ったり、はじめてiPhone/iPodとiTunesを接続する時は、USBドライバーのインストールが行われます。その後無事にiTunesとiPhone/iPadが接続されると、上のように表示されます。

この画面を詳しく解説しますと、「iPod Air」と書かれている部分が、接続している端末名です。最大容量というのは、文字通りこの端末にデータを入れられる容量です。

現在、このiPadのOSバージョンは、10.3.3。最新バージョンではないため、画面の中にある「更新」の箇所からOSを最新バージョンにすることができます。そのほか、iPadの復元やバックアップも行なうことができます。

ここで注目したいのは、画面の下部です。上画像のような画面の下には、次の画像のようなバーが表示されています。

こちらのバーがiPhone/iPad全体の容量です。その端末がもつストレージ容量とは、写真データ容量+書類とデータ容量+空き容量となります。

「書類とデータ」が多すぎる場合、多すぎる「書類とデータ」を削除し、ストレージ容量の空きを増やすのがいいわけですが、しかしこれには「書類とデータ」が消費している容量の数値が書かれていません。

ここから「書類とデータ」で消費されている容量を知るには、カーソルを「書類とデータ」部分に合わせる必要があります。カーソルを合わせるだけで、下画像のように、消費されている容量が表示されます。

用が終わりiTunesとiPhone/iPadとの接続を解除したい時は、iTunes画面の上に表示されている、上を向いた三角形のマークをクリックします。すると、iTunesとiPhone/iPadの接続が解除されます。

あとはUSBケーブルを抜くだけです。この作業をせず、いきなりUSBケーブルを抜くと、データが破損する可能性もありますので、要注意。

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iPhone/iPadの「書類とデータ」の容量を確認する方法〜設定アプリ〜

iPhone/iPadとPCを接続するのが面倒だという方は、iPhone/iPadの設定から「書類とデータ」容量を確認し、おかしい・多すぎる分の容量を減らすことも可能です。

設定から一般を開く

iPhone/iPadから「設定」を開いたら、まずは設定項目の中にある「一般」という部分を見つけて、タップで選択します。

iPhoneストレージをタップ

「一般」の中には「アクセシビリティ」「iPhoneストレージ」「Appのバッググラウンド更新」など、複数の項目が並んでいます。

次にタップしたいのは、「iPhoneストレージ」(もしくはiPadのストレージ)です。こちらからiPhone/iPadの多すぎる・おかしい分の容量を見つけて、削除ができます。

確認したいアプリをタップ

「iPhoneストレージ」あるいは「iPadストレージ」を開くと、現在のiPhone/iPadで消費されている容量と、残りの使用可能容量が表示されます。その下には、各アプリが消費している容量も、消費容量の大きい順に表示されます。

詳細を見たいアプリがあったら、アプリをタップすることで、確認画面を開いてください。

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iPhone/iPadの「書類とデータ」を削除してストレージ空き容量を増やす方法

実際にiPhone/iPadの「書類とデータ」を削除すること、あるいは別の方法で、ストレージの空き容量を増やす方法についても解説します。

1,オフラインリーディングリストの整理

上で紹介したようにiPhone/iPadから「書類とデータ」を確認すると、ブラウザのところの「リーディングリスト」という項目にも容量があることがわかります。こちらを削除し減らすことで、ストレージ容量を確保することができます。

「リーディングリスト」の削除によって多すぎる消費容量を減らす場合は、「リーディングリスト」横に表示されている容量数値を長押しして、左へスライドさせます。

すると、「削除」という赤いボタンが表示されます。こちらをタップすることで、「リーディングリスト」を消去することが可能です。書かれていた数値が「リーディングリスト」分の容量なので、その分iPhone/iPadのストレージ容量が回復します。

2,メッセージの添付ファイルなどを削除

iPhone/iPadの「メッセージ」アプリが多すぎる容量を持っていた場合、メッセージで添付したファイルを削除することで、ストレージ容量を確保することができます。

「メッセージ」アプリを開くと、不要な添付ファイルやメッセージを削除することが可能です。まとめて削除したい場合は、左上の「編集」をタップし、消したいメッセージを選んでから「削除」を実行してください。

3,メールの添付ファイルなどを削除

「メッセージ」同様、「メール」の添付ファイルがストレージ容量を圧迫していた場合は、こちらを削除することで、削除した容量分増やすことが可能です。

4,ミュージックアプリのキャッシュを削除

iPhone/iPadの設定から「ミュージック」を開くと、そこからキャッシュやダウンロードした曲の削除が行えます。該当するものがある場合、そちらをタップし、「削除」まで行ってください。

曲ごとにスライドして削除すると、曲の容量分だけ、空き容量を増やすことができます。まとめて曲を削除すると、すべての曲の容量分を、一気に増やすこともできます。

5,アプリの再インストール

iPhone/iPadに入っているアプリは、アップデートを繰り返すことで徐々に容量を増し、重くなっていきます。実際にこんなに重いアプリなのか? おかしいぞ。と思う方もいるはず。実際、アップデートにより余分に容量が多くなっています。

そこで、アプリを一度削除し、再インストールし、アップデートの蓄積で増えた分を減らすことでストレージ容量を増やすことが可能です。一部アプリは、引き継ぎが必要なので要注意。

6,ブラウザの履歴を消去

iPhone/iPadで使用しているブラウザの履歴は、定期的に削除しないとどんどん溜まっていき、ストレージ容量を圧迫します。「Safari」を使用している場合は、まずアプリを起動します。

次に、ブラウザ画面の下側に表示されている、開いたノートのようなボタンをタップして選択してください。

次に、上の並ぶボタンから、時計マークのようなものを選び、タップします。するとそのブラウザの履歴が表示されますので、今度は下にある「削除」ボタンをタップしてください。

最後に、いつの履歴を消すのか聞いてきます。「直近1時間」「今日」「今日と昨日」「すべて」とありますので、「すべて」をタップ。すると、ブラウザの履歴が削除され、履歴分のストレージ容量を増やすことができます。

7,写真(画像データを消去)

写真をよく撮る、画像をよく保存する方は、この画像データが多すぎることで、ストレージ容量を減らすことになっているかもしれません。いらない画像データを削除するか、写真データをPCに移し外付けのHDDに保存するなどをするのがおすすめです。

iPhone/iPad内の画像データを削除する方法ですが、削除したい画像が1枚の場合は、その画像を開き、ゴミ箱ボタンをタップします。ゴミ箱ボタンとは、下に表示されているゴミ箱イラストのものです。

しかし、ストレージ容量の空きを確保するには、複数の写真を削除する必要があります。そこで今度は、写真一覧の画面から「選択」をタップ。次に、削除したい複数枚の写真を選択します。

あとは同じように、画面下のゴミ箱マークをタップするだけです。しかしながら、こうしてゴミ箱マークで削除した画像は、実はまだiPhone/iPad内に残っています。

完全に削除する方法とは、「最近削除した項目」というフォルダを開き、その中を綺麗さっぱり削除してしまう方法となります。写真フォルダ一覧の中にある、「最近削除した項目」というフォルダを開いてください。

「最近削除した項目」とは、先程消去したはずの画像データが並んでいる場所です。多すぎる画像を消去し、ストレージ容量を増やす場合は、このフォルダにある画像をすべて削除します。まず画面右上の「選択」をタップします。

次に、画面下の「すべて削除」を選びます。これだけで、「最近削除した項目」の中身が綺麗さっぱりなくなります。削除した画像分の容量が増えるはずです。

iPhoneの「システム」の容量を減らす方法

iPhoneやiPodには、「その他」という不明のデータが存在し、これがストレージ容量を減らす場合があります。「その他」の正体とは何かしらのアプリのキャッシュやシステムデータなのです。

こちらが多すぎる場合は、なんとか減らすことで、ストレージ容量を増やすようにもっていきたいです。

端末を再起動する

システムデータを減らすことでiPhone/iPadのストレージ容量を増やすには、iPhone/iPadを初期化するが効果的です。しかし、初期化した後を考えると、あまり連発したくはない方法です。

そこで、iPhone/iPadを再起動してください。再起動によって多すぎるシステムデータを減らすことができ、ストレージ容量を増やすことが可能です。ただし必ずしも成功するわけではないので、これまでに述べた方法のおまけ程度に考えてください。

このように、iPhone/iPadのストレージ容量は、実際のアプリ等のデータ容量以上の容量によって圧迫されていることがあります。“おかしい分の容量”は、なにが原因なのか、どのくらいおかしい容量があるのか、知ることができます。

今回紹介した方法で多すぎる・おかしい分の容量を削除すれば、いくらかはiPhone/iPadのストレージ容量を増やすことができます。

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Original
この記事のライター
星崎梓
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