2019年02月27日更新
Mastodon(マストドン)おすすめインスタンスを一覧にして紹介
みなさんはマストドンをご存知ですか?マストドンの特徴といえば「インスタンス」なのですが、マストドン初心者にはインスタンスの選び方がよくわからないと思います。そこで、ここでは日本での大手のインスタンスを紹介していきたいと考えています。
目次
- 1Mastodon(マストドン)のインスタンスとは?
- ・サーバーのこと
- ・日本でも立ち上げが増加
- 2Mastodon(マストドン)おすすめインスタンスの検索方法
- ・インスタンスの選び方
- 3マストドンおすすめインスタンス一覧~規模が大きいインスタンス~
- ・mastdn.jp
- ・Pawoo.net
- ・friends.nico
- 4マストドンおすすめインスタンス一覧~アニメ・ゲーム系インスタンス~
- ・kirakiratter.com
- ・lovelive-anime.tk
- ・socialgame.mstdn.cloud
- 5マストドンおすすめインスタンス一覧~アニメ・ゲーム系インスタンス(女性向け)~
- ・otajodon.com
- ・julika.jp
- 6マストドンおすすめインスタンス一覧~音楽系インスタンス~
- ・otoya.space
- 7マストドンおすすめインスタンス一覧~社会人向けインスタンス~
- ・mstdn-workers.com
- ・合わせて読みたい!SNSに関する記事一覧
Mastodon(マストドン)のインスタンスとは?
日本では知らない人は居ないというレベルで普及しましたTwitter、このTwitterにかわる新たなSNSとしてMastodon(マストドン)が注目されていることをご存知でしょうか。Mastodon(マストドン)は2016年に生まれた非常に新しいSNSサービスです。
基本的にはTwitter的な使い方をされているため、Twitterに触れたことがある人にとっては馴染みやすいMastodon(マストドン)ですが、触れていくにつれ「インスタンス」というTwitterにない言葉を聞くことが多いと思います。
まずはここでMastodon(マストドン)を楽しむうえで非常に重要な「インスタンス」の説明と特徴やその選び方の説明を軽くですが行っていきます。
サーバーのこと
この、Mastodon(マストドン)を始める上でTwitterユーザーにとって理解しにくい「インスタンス」という言葉ですが、「サーバー」という言葉に置き換えると少し理解がしやすくなると思います。
Twitterというサービスは(ざっくり説明すると)TwitterのサーバーのなかにNHKのアカウントがあったりプロ野球チームのアカウントがあったり、たくさんの個人のアカウントがあって、お互いの書き込みを見たりできます。
マストドンは、マストドンのなかに各インスタンス(サーバー)があるという感じです。イラスト好きが集まるインスタンスや、野球好きが集まるインスタンス等いろいろあり、その集合体が「マストドン」というイメージでしょうか。
正直なところ、ピンとこない方も多いと思います。ただ、実際に触ってみると「こういうことか」と結構すぐ理解できるのがマストドンのインスタンスです。
mixiを触ったことがある方なら「アニメ好き集まれ!」とか「平成生まれ集合!」といったコミュニティに参加していた方もいると思います。そういうような「同好の士」が集まっている場所、サーバーを「インスタンス」と読んでいるのです。
ただ、この説明もアバウトなもので、百聞は一見にしかず、ではないですが、実際にアカウントをつくって参加してみるのがマストドンの特徴を理解する一番の近道なのは間違いないでしょう。
特徴として新たに立ち上げも可能
マストドンのひとつの特徴として、自分がインスタンスを立ち上げることができる点が挙げられます。勿論、ある程度の知識と情報が必要といえば必要ですが、特別な深い専門知識といったレベルまでは必要なく、気軽にインスタンスを作れるのが強みでもあります。
お金や時間はかかりますが、レンタルサーバーを借りて、日本で有数のインスタンスを管理している人もいたりします。そうやって自分の「インスタンス」を育てるのも楽しみ方の一つとしておすすめできます。
マストドンにハマって楽しんでいる方の中には大きくなくても、自前のインスタンスを持っている人もいます。それも楽しみ方の一つですので、気になった方はインスタンスづくりにも挑戦してみるとよいでしょう。
日本でも立ち上げが増加
Mastodon(マストドン)のインスタンスは個人でも立ち上げ可能なのはご説明のとおりですが、それを受けて、日本でもインスタンスの立ち上げが急増しています。
レンタルサーバーなどを借りれば比較的簡単に立ち上げられるため、ある程度知識のある人はテストを兼ねて立ち上げており、その中には大手に成長しているインスタンスもあります。
また、海外の人が日本人向けのインスタンスを立ち上げて、趣味で国際交流をしているようなインスタンスもあります。
Mastodon(マストドン)おすすめインスタンスの検索方法
Mastodon(マストドン)のインスタンスについて軽く説明しましたが、では実際に「どんなインスタンスがあるのか」「どのインスタンスがいいのか」という選び方の部分の説明に移ります。
Mastodon(マストドン)をより楽しむ上で大事なインスタンスですが、インスタンスの選び方は、気になったものがあれば実際に自分で中を覗いてみるのが一番です。初めたばかりのときなどは大手のインスタンスに参加して様子を見たりするのが良いでしょう。
インスタンスはサーバーと言い換えられる、といった説明もしたので「サーバー=難しい=参加が難しい」と心配される人もいるかと思いますが、実際はすごく簡単ですので気軽に参加していきましょう。
Mastodon(マストドン)で気になるインスタンスの検索方法、選び方ですが、このあと紹介する「大手」のインスタンスを覗いてみる、というのが一つあります。
また、「検索」という意味ですと「マストドンリアルタイム検索」で気になる言葉を検索すると、それについて話している人たちと、参加しているインスタンスを見ることができます。もちろん日本語での検索も可能です。
ですので、例えば趣味のゲームについて検索してみれば、検索結果が一覧で表示されます。
英語で検索すれば外国の方も出てきますが、ユーザーは日本人が多いため、日本語で検索しても沢山出てきます。まずは日本のインスタンスから始めるのがおすすめです。
インスタンスの選び方
インスタンスにはそれぞれの特徴があります。そして、インスタンスごとにそれぞれの特徴に沿った「ローカルルール」があります。よほどの迷惑行為がない限り抵触することも少ないでしょうが、インスタンスを選ぶ際にはよく読むことをおすすめします。
多くのインスタンスには「今こんな話をしています」という形で、参加する前から、今現在のタイムラインの一覧が表示される形になっていますので、実際に中身を見て参加するか参加しないかを決めるのがおすすめです。
リモートフォローを活用
Mastodon(マストドン)のインスタンスとは、説明したようにそれぞれのサーバーのことで、中で何が話されてるかを見るには基本的には一緒に参加して見る必要があります。
ただ、例えば作曲している人たちの集まるインスタンスで、中では活発に音楽理論の話をしているインスタンスがあり、そのなかに、自分が気になる作曲家さんが参加している、とします。音楽に詳しくないが、その人の発言は見たい、というときもあると思います。
そういった際には「リモートフォロー」という機能もあります。その作曲家さんをリモートフォローすれば、例えばイラストレーターの集まるインスタンスに居ながら、その流れの中で、リモートフォローした作曲家さんの発言も見れるようになります。
このリモートフォローを活用することで、Twitterのように自分のフォローしている「人」の発言を集めたタイムラインを作ることもできますし、リモートフォローを中心としたMastodon(マストドン)の楽しみ方もできるわけです。
リモートフォローは、サーバーを超えてフォローできるというだけで、いわゆるTwitterのフォローの感覚でリモートフォローを使うことができます。「リモートフォロー」と聞くと難しそうですが簡単ですので気軽に使っていきましょう。
「リモートフォロー」という専門用語っぽい言葉に身構えず、まずは自分で触ってみてリモートフォローのやり方や、相手の選び方などを学んでいくことがおすすめです。
マストドンおすすめインスタンス一覧~規模が大きいインスタンス~
Mastodon(マストドン)では世界中に数多くのサーバー、インスタンスがありますが日本は特に活発です。大小様々なインスタンスがありますが、ここでは有名な、規模の大きい特徴的なインスタンスを一覧で紹介していきます。
やはり人が少ないインスタンスは発言も少なく、特に初心者の方は楽しみ方が難しいと思われますので、まずはたくさんの人がいるインスタンスに実際に参加してみて、タイムラインに流れる言葉の一覧を見ながら慣れていくのがおすすめです。
世界でマストドンが一番流行っているのが日本といってもよく、また日本のインスタンスの中には瞬間的に参加者が世界一になったものなどがあるのも特徴で、世界規模の流れを体感できます。
mastdn.jp
まずはmstdn.jpです。こちらは日本のMastodon(マストドン)インスタンスとしては最老舗となっている。もともとは一個人が立ち上げたサーバーでしたが、一時期は登録者数世界一となり、いまでも世界有数の参加者数を誇るインスタンスになっています。
参加者数は2019年2月現在18万人を突破しており、特別になにかテーマを決めて話すわけでもないですが、中では活発な雑談が飛び交っているのが特徴で、Mastodon(マストドン)初心者が雰囲気を掴むにはおすすめといえます。
マストドンの日本支社、みたいな見え方もしますが、そんな「日本の支社」といったような畏まった雰囲気でもないので、まずは気軽にタイムラインの一覧を覗いてインスタンスの特徴を掴んでみるといいでしょう。
Pawoo.net
Pawoo.netは、あの有名なイラストコミュニケーションサービス「Pixiv」が運営しているインスタンスです。参加者数は2019年2月現在約45万人と、世界でも最大規模のインスタンスとなっています。
企業としていち早くMastodon(マストドン)に参入したPixivですが、コミュニケーションツールとしての側面とはまた別に、Twitterで規制に引っかかり凍結処理をされた「絵師」たちの退避先としての側面も担っているようです。
また、Pixivはイラストを中心としたPawoo.net以外にも、音楽を中心としたPawoo.musicというインスタンスも運営しています。
friends.nico
friends.nicoは、ニコニコ動画を運営しているドワンゴが運営しているインスタンスです。参加者数は2019年2月現在約5万人と、Pawooに比べると小規模ですがそれでも日本有数の規模のインスタンスです。
ドワンゴが運営していることもあり「ニコニコ動画」のアカウントと連携が取れたり、多くの「ニコニコのノリ」の機能が実装されているのが特色です。
会話の内容は特に「動画」に縛られることなく雑談の要素もかなり強いため、「ニコニコ動画」に馴染みのある人は気楽に参加しやすく特におすすめできるインスタンスです。
マストドンおすすめインスタンス一覧~アニメ・ゲーム系インスタンス~
Mastodon(マストドン)のインスタンスには、特定の話題に特化したインスタンスも数多くあり、「同好の士」が集まって活発な会話を交わしているものもあります。
とくに多いのはやはりアニメやゲームといったジャンルで、作品によって規模は様々ですが、中身の濃い会話を楽しむことが出来るでしょう。少し覗いてみて、自分がその会話に入れそうか、というのを選び方の基準にしてもいいでしょう。
インスタンスの選び方として「自分の趣味」が合致しているインスタンスを選んだほうが、選び方として正解かもしれませんので、是非自分の趣味のワードを検索して面白いインスタンスを探してみてください。
kirakiratter.com
kirakiratter.comは、アニメやゲームと幅広く展開している「アイカツ」シリーズのファンが集っているインスタンスです。「キラキラッター」という名前も、劇中に出てくる架空のSNSから名前を持ってきています。
参加者数は2019年2月現在約4千人と大手に比べれば小さいのですが、それでも「濃い」ファンが楽しく会話を交わしています。
ファンの集いの側面があり、作品に興味のない方にはとっつきにくい部分もあると思いますが、作品に興味のある人や、ファンにとっては「楽しめる」インスタンスになっています。
lovelive-anime.tk
lovelive-anime.tkは、アニメやゲームで幅広く展開している「ラブライブ」に関する話題を取り扱うインスタンスでした。ただし、2019年2月現在稼働していません。
インスタンスというのはサーバーだとご説明しましたが、運営に時間的金銭的なコストがどうしてもかかるため、管理をやめてしまう、ということも少なくありません。そういった側面もあるサービスだと認識して参加するとよいでしょう。
socialgame.mstdn.cloud
socialgame.mstdn.cloudは「ソーシャルゲーム」、いわゆる「ソシャゲ」が好きな人が集まるインスタンスです。特定のソシャゲについて語るわけでないので、インスタンスの選び方としては中の雑談が自分に合うかが基準となるでしょう。
参加者数は2019年2月現在約900人弱で、特定のどういうゲームについて話すわけでなく、各々が自分の好きなソシャゲについてや、ソシャゲと仕事の両立の悩みを話したりしています。
特定のどのゲームを攻略する、というより、ソシャゲを楽しんでいる人たちがゆるーく会話を楽しんでいるインスタンスなので、興味のある人は是非覗いてみてください。
マストドンおすすめインスタンス一覧~アニメ・ゲーム系インスタンス(女性向け)~
Mastodon(マストドン)に最初に飛びついたのはやはりパソコンやネットに強い男性が多かったのですが、有名になるにつれ「女性」の参加者も増えていきました。
ここでは、「女性向け」で人気のあったインスタンスについてご紹介をしていきます。
otajodon.com
otajodon.comは「オタク女子用インスタンス」として話題になり、ネット記事に取り上げられるなど、一時期は2000人以上の参加者のいたインスタンスです。ただしこちらも2018年2月に終了となりました。
ネット記事のインタビューでは運営に関する負担についても語っており、たとえ参加者の多いインスタンスでもある日消えてしまう可能性があるのはマストドンのインスタンスにおける宿命ともいえるかもしれません。
julika.jp
julika.jpは検索などを手がける「エキサイト」が立ち上げた女性向けに特化したインスタンスです。
企業として参入したため期待されていましたが、思ったほど振るわなかったのか、β版からβの文字が取れることのないまま消滅してしまい、今は存在していません。
企業参入でも、インスタンスは比較的すぐ消えてしまう可能性が可能性がありますので注意しておいてください。
マストドンおすすめインスタンス一覧~音楽系インスタンス~
Mastodon(マストドン)には様々なインスタンスがありますが、そのなかには勿論趣味の代表「音楽」に関するインスタンスもあります。
インスタンスは基本的に「ゆるーい」ものが多いため、「作曲してる人以外参加禁止」というインスタンスはよほどのレアな場合を除いてありません。
音楽系のインスタンスの選び方としては、なんとなく興味がある、聴くのは好き、演奏が好き等、自分の熱量に合ったインスタンスを探すと良いでしょう。
otoya.space
otoya.spaceは漢字に直すと「音屋」、音楽に関係する人たちのインスタンスです。「屋」とついていますので、プロじゃないとダメなのかな、とお思いの方も居ると思いますが、そんなことはありません。
ローカルルールには「趣味でも仕事でも、音楽を作ったり、音楽を作るためのものを作ったり、演奏したり、調整したり・・・。そんな人に向けたインスタンスです。 」とあるようにかなり間口は広いです。
参加者は2019年2月現在約1500人となかなか活発ですので、タイムラインを覗いて気になったら参加してみてください。
マストドンおすすめインスタンス一覧~社会人向けインスタンス~
Mastodon(マストドン)のインスタンスには今まで紹介した趣味以外の括りのインスタンスもあります。そのなかには社会人向けのものもあり、若年層のノリがキツイ…という方も落ち着いて参加できるものもあります。
ただし、やはり落ち着いているインスタンスというのはタイムラインも落ち着く傾向にあり、刺激は少ないと感じることもあると思います。参加してみてノリが合うかどうかを自分で確かめてみてください。
mstdn-workers.com
mstdn-workers.comは「労働者たちのMastodon」とあるように、おもに社会人向けのインスタンスになっています。ただし、あくまで「向け」であり「将来働く予定の人たち」でも参加できる敷居の低さがウリになっています。
参加者は2019年2月現在約3800人とかなりの盛況で、やはり会社からのアクセスが多いのか、お昼時などはかなりの活況となっています。
会話の内容は仕事と関係ないような雑談や各々の趣味についてがほとんどなので、仕事の息抜きや、出勤前の憂鬱な時間の気分転換などに使うとよいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか、ここではMastodon(マストドン)のインスタンスについて、特徴ごとにおすすめのインタンスを一覧で一気に紹介してきました。
Mastodon(マストドン)は「インスタンス」であったり、それでなくても「サーバー」についての話が出てきたり「リモートフォロー」と呼ばれる聞き馴染みのない用語が出てきて「難しそう」と感じる人も多いです。
しかし、ここで紹介したように、最低限のことを知っていれば、サーバーについて詳しくなくても楽しめますし、リモートフォローは慣れてからでも問題なかったりします。
みなさんも、皆さんなりのペースでこの新しいSNSのMastodon(マストドン)を楽しんでいってください。