2019年05月30日更新
【IPアドレス】自動取得か固定か確認する方法!
IPアドレスが、自動取得か固定か確認したいけど、方法がわからないという方もいるのではないでしょうか?普段はあまり確認する機会も多くはないと思いますが、いざという時に困ってしまいますよね。今回は、IPアドレスが、自動取得か固定か確認する方法をご紹介します。
目次
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法〜コマンドプロンプト〜
それでは、まずIPアドレスが自動取得か固定か確認する方法として、コマンドプロンプトを使った確認する方法をご紹介します。コマンドプロンプトを使った確認する方法として、ここではWindows10にて確認する方法になります。
「DHCP有効」を確認する
コマンドプロンプトを使った確認する方法としては、「DHCP有効」を確認することが目的になります。
コマンドプロンプトを使った方法で確認した結果、「DHCP有効」の項目が確認できると、IPアドレスが自動取得か固定かを確認することができます。
それでは、まずコマンドプロンプトのDHCP有効を確認するためには、「スタート」アイコンを右クリックして、その後「検索」をクリックします。
次に、コマンドプロンプトのDHCP有効を確認するためには、検索をするにはの項目に、「cmd」と入力します。
コマンドプロンプトのDHCP有効を確認するためには、しばらくすると検索結果が表示されますので、コマンドプロンプトの項目の中の「管理者として実行」をクリックします。
コマンドプロンプトのDHCP有効を確認するためには、管理者:コマンドプロンプトの画面が表示されたら、「ipconfig/all」と入力し、「Enter」キーをタップします。
次の画面にて、「DHCP 有効」の項目が出てきますので、ここでIPアドレスが自動取得か固定かを確認することができます。ここでは、「はい」となっていますので、IPアドレスが自動取得であることが確認できます。
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法〜MacOS〜
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法について、MacOSの場合もご紹介します。
まず、Launchpadをタップします。
次にシステム環境設定をタップします。
ネットワークをタップします。
該当するものを選択し、詳細をタップします。
「TCP/IP」を選択し、「DHCPサーバを使用」になっていると自動取得であることが確認できます。
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法〜コントロールパネル〜
次のIPアドレスが自動取得か固定か確認する方法としては、コントロールパネルを使った確認する方法をご紹介します。コントロールパネルを使った確認する方法として、ここでもWindows10にて確認する方法になります。
プロパティを確認する
コントロールパネルを使った確認する方法としては、インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを確認することが目的になります。
コントロールパネルを使った方法で確認した結果、ダイアログのプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティの項目が確認できると、IPアドレスが自動取得か固定かを確認することができます。
「コントロールパネル」を開く
コントロールパネルにてインターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを確認するためには、まず「スタート」アイコンをクリックします。
コントロールパネルにてインターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを確認するためには、次に「Windowsシテムツール」をクリックします。
続いて、「コントロールパネル」をクリックします。
「ネットワークと共有センター」を開く
コントロールパネルにてインターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを確認するためには、次に「ネットワークとタスクの表示」をクリックします。
そうすると、「ネットワークと共有センター」の画面を開くことができます。
「アダプターの設定の変更」を開く
「ネットワークと共有センター」の画面を開くことができましたら、次に「アダプターの設定の変更」をクリックして、開きます。
確認するアダプターを右クリックしてプロパティを開く
確認するアダプターの上で「右クリック」し「プロパティ」を選択し、開きます。その結果、ダイアログのプロパティを開くことができます。
表示されたダイアログのプロパティを開く
このように確認するアダプターの上で「右クリック」し「プロパティ」を選択し、開いた結果、ダイアログのプロパティを開くことができて、プロパティの画面になります。
インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを開く
ダイアログのプロパティを開くことができたら、次にインターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティをクリックして開きます。
自動取得か固定か確認する
ダイアログのプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを開くと、このように自動取得か固定か確認することができます。
ここでは、「自動取得」になっていることが確認できます。ダイアログのプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)のプロパティを開いた結果、この画面で確認できるようになっています。
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法〜設定〜
IPアドレスが自動取得か固定か確認する方法として、設定から確認する方法についてもご紹介します。
まず「スタート」をクリックします。
次に「設定」をクリックします。
「ネットワークとインターネット」を選択して、クリックします。
「状態」を選択し、「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
確認をしたいアイコン上で右クリックをして、「プロパティ」をクリックします。
「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
そうすると、このように自動取得か固定か確認することができます。ここでは、「自動取得」になっていることが確認できます。
IPアドレスの種類
続きましては、IPアドレスの種類についてご紹介します。「プライベートIPアドレスとは?」と「グローバルIPアドレスとは?」の2つのIPアドレスについてご紹介します。まず、以下の表をご覧ください。
IPアドレス (IPv4) |
プライベートIPアドレス (ローカルIPアドレス) |
固定IPアドレス |
自動取得IPアドレス | ||
グローバルIPアドレス | 固定IPアドレス | |
自動取得IPアドレス |
プライベートIPアドレスとは?
プライベートIPアドレスとは、パソコンなどに設定されているIPアドレスのことです。
プライベートIPアドレスが登場したのは、IPv4のIPアドレス枯渇問題があります。インターネットが爆発的に成長した結果、IPアドレスを必要とする端末が急増し、いずれIPv4のIPアドレスの枯渇するのではないかという問題がありました。
そこで、すべての端末がインターネットからアクセスできる必要はないという考えのもとに、自LAN内のパソコンには一定の範囲のIPアドレスをプライベートIPアドレスとして割り当てる方針が決まったのです。
グローバルIPアドレスとは?
グローバルIPアドレスとは、インターネットなどで利用されていて、ほかのアドレスと重複しない一意のIPアドレスのことです。
IPv4のIPアドレス枯渇問題があり、自LANとWANを接続する機器にのみグローバルIPアドレスを割り当てる形が確立されたという経緯があります。
IPアドレスの自動取得と固定の使い分け
次は、IPアドレスの自動取得と固定をどう使い分けたらよいかご紹介します。「プライベートIPアドレスの使い分け」と「グローバルIPアドレスの使い分け」をそれぞれご紹介します。
プライベートIPアドレスの使い分け
それでは、まずプライベートIPアドレスの自動取得と固定をどう使い分けたらよいかについてご紹介します。「IPアドレス」・「利用するためには」・「注意事項」について以下の表にわかりやすくまとめてありますので、参考にしてください。
自動取得 | 固定 | |
IPアドレス | DHCP機能により自動でIPアドレスが割振りされる 一定期間でIPアドレスが変わる場合がある |
手動でIPアドレスを設定する必要がある IPアドレスは変わらない |
利用するためには | DHCP機能が必要 ただし、多くのルータや無線機器で標準搭載となっている 場合によってはDHCPの設定知識が必要となることがある |
IPアドレスの知識が必要 |
注意事項 | ネットワークプリンターやNASなどは固定IPアドレスを前提としている事もある | 手動で割り振りしたIPアドレスを台帳化するなど重複を防ぐ管理が必要となる |
グローバルIPアドレスの使い分け
次は、グローバルIPアドレスの自動取得と固定をどう使い分けたらよいかについてご紹介します。「利用するためには」・「長所」・「短所」について以下の表にわかりやすくまとめてありますので、参考にしてください。
自動取得 | 固定 | |
利用するためには | 一般的なプロバイダー契約をする | プロバイダと固定IPアドレスの契約が必要となる (利用しているプロバイダーによっては固定IPアドレスを取得できない場合がある) |
長所 | プロバイダー費用が低く抑えることができる IPアドレスが固定となっていないため、IPアドレスをターゲットとしたサイバー攻撃を受けずらい |
インターネット向けのWEBサーバ設置などが可能となる 外部に接続するとき、相手方のセキュリティなどにより固定IPアドレスが必須の場合に便利 固定IPアドレスのため、ログイン履歴などを確認しやすいため、不正ログインなどを把握しやすい |
短所 | 固定IPアドレスが前提となっているサービスなどを利用できない 自分のIPアドレスが把握しずらいため、ログイン履歴などから不正ログインの把握などが難しい |
一般的にプロバイダー費用が高くなる 固定IPアドレスのため、外部からの攻撃を受けやすい |
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、IPアドレスが、自動取得か固定か確認する方法をご紹介しました。
「プライベートIPアドレスとは?」と「グローバルIPアドレスとは?」の2つのIPアドレスについてもご紹介しました。ぜひ、参考にしていただきたいと思います。