2019年08月07日更新
Macの「写真」ライブラリを外付けHDDに移動する方法
Mac本体のストレージを圧迫させないために写真データをどう保管したらよいか?ここではMacの「写真」ライブラリを外付けHDDに移動するメリットとデメリット。そして実際にMacの「写真」ライブラリを外付けHDDに移動する方法について解説画面つきで紹介いたします。
目次
- 1Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動するメリット
- ・別のMacでも使用可能
- ・バックアップとして利用できる
- ・Mac本体の容量節約
- ・持ち運び可能
- 2Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動するデメリット
- ・写真アプリ起動時にHDDを接続しなければいけない
- 3Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法〜コピー〜
- ・写真ライブラリをコピーする手順
- 4Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法〜設定〜
- ・写真アプリを起動
- ・外付けHDDにコピーした方のライブラリを選択
- ・システムフォトライブラリに設定
- ・Mac 本体の「写真ライブラリ」を削除して容量を節約する方法
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動するメリット
Macの「写真」ライブラリを外付けHDDに移動するメリットは以下の4点が挙げられます。
- 別のMacでも使用可能
- バックアップとして利用できる
- Mac本体の容量節約
- 持ち運び可能
一番のメリットは容量の節約という方が多いかと思いますが、近年では、日常でiPhoneで高画質の写真を撮ることが多くなったため、データ容量を圧迫しやすい写真データをicloudだけでなくMac本体の中でも上手に管理することが重要になってきます。
では上のメリットは具体的にどういうことか?以下に順を追って解説していきます。
別のMacでも使用可能
外付けHDDにライブラリがあるため、別のMacでも使用可能です。もちろん買い替えたMacに使用する場合でも同じです。
バックアップとして利用できる
外付けHDDにライブラリがあるため、大切な写真を外付けHDDにバックアップしていると考えることがでます。
Mac本体の容量節約
Mac本体の写真ライブラリを削除し、外付けHDDのなかで写真ライブラリを管理すれば、Mac本体を圧迫していた写真ライブラリ分の容量を節約することができます。
この方法については後の「Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法〜コピー〜」から画像も含めて解説しています。
持ち運び可能
外付けHDDはほとんどが手のひらサイズのため外付けHDDに写真ライブラリが移動されていれば、そのまま持ち運びも可能となります。
Macの「写真」アプリとは
Macの「写真」はアップル純正の写真管・理編集ソフトです。
- 直感的に使える編集ツール
- フォトライブラリから写真コレクションをつくる
- 写真を撮影の日付順に閲覧する
- 写真をiCloudに保存し様々なデバイスから閲覧する
- スライドショーを再生する
- 写真を共有する
写真アプリ一つでさまざまなことが可能になります。またそれだけに写真を沢山撮ってしまい、Mac本体の容量を圧迫しやすい。というデメリットがあると言えるかもしれません。
Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動するデメリット
ではMacの写真ライブラリを外付けHDDに移動するデメリットについて解説いたします。
写真アプリ起動時にHDDを接続しなければいけない
写真アプリを起動する際に外付けHDDを接続しなければライブラリ内のデータへのアクセスや、新しく撮影したデータを同じライブラリに移動させることができない。というデメリットがあります。
iMacを使用している方はほとんど外付けHDDをUSBで繋げたままになっていると思うので、あまりデメリット感はないかもしれません。
MacBookなどノートタイプの方は、移動の際に外付けHDDのつけ外しを頻繁におこなうこともあるのでデメリット感は強いかもしれません。
Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法〜コピー〜
それではここからはMacの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法の「コピー」について解説していきます。
写真ライブラリをコピーする手順
①Finderを開く→②写真ライブラリを見つける→③写真ライブラリを外付けHDDにドラッグ&ドロップ。手順は以上の3つです。
①Finder を開く。
②写真ライブラリを見つける その1(Macintosh HD/ユーザ/ユーザ名/ピクチャ/写真ライブラリの階層で写真ライブラリを見つけます。)
②写真ライブラリを見つける その2(左項目にピクチャがあればそれを選択するだけです。)
②写真ライブラリを見つける その3 (Spotlightで検索する。Siriで話す。などでも写真ライブラリを見つけることができます。)
③写真ライブラリを外付けHDDにドラッグ&ドロップ (最後にMac本体の写真ライブラリをMacに接続されている外付けHDDにドラッグ&ドロップしてコピー完了です。)
Macの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法〜設定〜
ここからはMacの写真ライブラリを外付けHDDに移動する方法の「設定」について解説していきます。
写真アプリを起動
[ option ]キーを押しながら「写真」アプリをクリックします。
「写真」を起動したときのウィンドウ画面ではシステムフォトライブラリが選択されています。
外付けHDDにコピーした方のライブラリを選択
次に外付けHDDにコピーした方のライブラリを選択します。写真ライブラリが3つ以上ある場合は最終変更時間やライブラリのディレクトリ「/Volumes/●●外付けHDDの名前●●/写真ライブラリ.photoslibrary」などで確認ができます。
右下にあるライブラリを選択をクリックすれば、読み込み先の「ライブラリ」がMac本体のライブラリから外付けHDDのライブラリに変更されます。
外付けHDDを開き、写真ライブラリがあることを確認できたら、写真ライブラリを外付けHDDに移動する設定は完了です。念のため写真ライブラリを開いて同じ写真データが入っているかを確認してみてください。
システムフォトライブラリに設定
iCloud に保存している写真を閲覧したり同期や共有をするために「システムフォトライブラリ」の設定を行います。
注意点として、システムフォトライブラリが設定できるのは1つの写真ライブラリのみです。写真ライブラリが複数ある場合は、まずメインのライブラリをどれにするか決めてから、システムフォトライブラリの設定を行うことをおすすめします。
写真を起動させます。
Macモニター左上にあるメニューバーから写真をクリック、続いて環境設定をクリックします。
一般タブ内でシステムフォトライブラリとして使用をクリックします。上の参考画像のようにグレーアウトの状態になっていればオンの状態です。
一般タブ内の左上にある、ライブラリの場所:外付けHDD 〉写真ライブラリとなっていることも一緒に確認しておきましょう。以上でMacの写真ライブラリを外付けHDDへ移行させる設定は完了です。
今までの手順を簡単にまとめると以下になります
- Finderを開く
- 写真ライブラリを見つける
- 写真ライブラリを外付けHDDにドラッグ&ドロップする
- [ option ]キーを押しながら「写真」アプリをクリック
- 外付けHDDにコピーした方のライブラリを選択
- 外付けHDDに移動させた写真ライブラリをシステムフォトライブラリに設定する
Mac 本体の「写真ライブラリ」を削除して容量を節約する方法
写真ライブラリを外付けHDDから開き、正常に動作することを確かめてから、Mac本体にある写真ライブラリを削除します。 削除することでMac本体の写真ライブラリが使っていた容量分を節約することが可能になります。
Mac本体のMacintosh HD/ユーザ/ユーザ名/ピクチャの順に進み写真ライブラリを選択します。
最後に、Mac本体の写真ライブラリをゴミ箱にいれるを選択して削除します。これでMac本体を圧迫していた写真ライブラリの容量は節約されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。写真ライブラリを外付けHDDに移動させ、本体の写真ライブラリを削除するまでの作業は最初は時間がかかるかもしれませんが、なれると5分〜10分程度の作業です。
ポイントは容量の節約と持ちはび可能な状態にする。別のMacでも使用できる。ということです。この記事であなたの写真ライフが少しでも快適になれば幸いです。