2019年06月08日更新
Windows認証とは?IT用語を分かりやすく解説!
Windows認証とは何か知っていますか。IT用語である、SQLServerのWindows認証やSQLServerのSQLServer認証について解説したり、あるいはメリットやデメリットを紹介したりします。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
Windows認証とは?
Windows認証とは何か知っていますか。Windows認証とは、接続するパソコンのWindowsオペレーティングシステムによって、提供される認証情報に基づきログインを識別する方法のことを指します。
本記事では、Windows認証におけるSQLServerのWindows認証、またはSQLServerのWindows認証を中心にわかりやすく解説していきます。それぞれの認証におけるメリットやデメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Windowsパソコンで認証情報を使いまわす確認のやり方/種類
Windowsパソコンで認証情報を確認するには、「IIS」が必要不可欠です。IISとはインターネットインフォメーションサービスのこと。まずは、このIISが起動しているか、やり方含め確認しましょう。
要するに、Windowsのパソコンにログインする際に、使用した認証情報を使いまわす認証のやり方のことです。パソコンで認証情報を使いまわすのは、IISではなくWindows認証です。
Windows認証/SQLServerのWindows認証
まずはWindows認証における、SQLServerのWindows認証についてわかりやすく解説していきます。下記では、「SQLServer」というIT用語を分かりやすく解説し、OSのログイン時のIDあるいはパスワードで認証することについて深掘りしていきましょう。
IT用語を分かりやすく解説
パソコンで認証情報を使いまわす確認のやり方を紹介したので、これからIT用語であるSQLServerのWindows認証について下記でお伝えします。
OSのログイン時のID/パスワードで認証すること
SQLServerのデータベースは、Windowsオペレーティングシステムでだけ実行されます。そのため、SQLServerのOS 認証はWindows認証とも呼ばれ、ログイン時のIDあるいはパスワードで認証することを指します。
また、Windows認証ログインはデフォルトのことでかつ、SQLServerデータベースのユーザーのタイプとして機能しているのです。ちなみにデフォルトでは、SQLServerインスタンスの作成時にはこのログインタイプのみのやり方ができます。
なおデータベースのログインは、データベースマネジメントシステム上で作成されるアカウントを指します。これらのアカウントは、オペレーティングシステムに接続するために使われるログインアカウントとは異なるので注意しましょう。
メリット
メリットは「セキュリティ面の向上」です。証明書ベースのセキュリティメカニズムを導入しているので、一般的なデータベース認証よりもSQLServerデータベースのセキュリティが向上されるのです。
また、Windows認証のログインアカウントは、名前とパスワードの代わりにアクセストークンをSQLServerに移動させます。
アクセストークンは、ユーザーがログインする際に、WindowsにおけるActiveDirectoryドメインあるいはローカルオペレーティングシステムによって対応しています。
そのほかのメリット
また、アクセストークンには、そのユーザーにおけるセキュリティID またはSIDと、ユーザーが属しているローカルあるいはドメインWindowsグループのSIDが含まれているのです。そしてこのトークンのSIDの種類は、全てのSIDと比較されます。
このような比較の結果によって、SQLServerにログインできるのか、あるいはできないのか判断されるのです。またドメインアカウントの種類を使用する場合には、パスワードとアカウントはしっかりと管理されます。
ドメインの管理者が、組織全体で使われる全てのログインを管理するため、データベースの管理者が個々のアカウントを管理市まくても良いのです。そしてデータベースへの接続する際に、ユーザーはユーザー名またはパスワードを入力しなくても構いません。
デメリット
デメリットは、「制限がある」ということです。詳しくいうと、Windows認証をエンタープライズジオデータベースの種類で使う際は、現在のログインと違うWindowsユーザーで、ジオデータベースに接続できないかもしれません。
TERRA\Ianとしてログインした場合には、TERRA\Sylvia として、Windows認証接続できないので注意しましょう。
Windows認証/SQLServerのSQLServer認証~IT用語を分かりやすく解説~
続いて紹介するのは、SQLServerのSQLServer認証についてです。パソコンで認証情報を使いまわす確認のやり方ではなく、SQLServer認証に焦点を当てていきましょう。
IT用語を分かりやすく解説
それでは下記で、IT用語であるSQLServerのSQLServer認証についてわかりやすく解説していきましょう。
ユーザー名/パスワードで認証すること
SQLServer認証とは、ユーザーあるいはパスワードを入力して認証させる一昔前の認証モードのことを指します。
MicrosoftのSQLServerである、ManagementStudioのログイン画面をみるとわかりますが、種類別の認証において「SQL Server認証」を選択すると、ユーザー名またはパスワードを入力しなければなりません。
SQLServer認証では、ユーザーあるいはパスワードをSQLServerで管理する必要があります。セキュリティ面においては、管理が疎かなシステムなので推奨されていないので、注意してください。
メリット
SQLServer認証のメリットは、ユーザとパソコンのリソースを管理するコンポーネント群であるAD環境がない場合であっても、使いまわすことできるということです。
デメリット
一方でSQLServer認証のデメリットは、セキュリティ面の安全性に欠けるということです。先ほど紹介した、Windows認証とはWindowsにログインする際に使用した認証情報を使いまわす認証のやり方なので、セキュリティ面は安全でしょう。
Windows認証/IIS
最後に紹介するのは、Windows認証における「IIS」です。無料で使いまわすことはできるWebサーバーソフトを指します。サーバー用のWindows Server2016は当然のことながら、通常使っているWindows10にも対応していてインストールできます。
またWebサーバーは、Linux用の種類が大半を占めています。さらにコマンド以外では操作できないため、使いまわすことが難しいイメージがあるでしょう。しかしながら、種類別のWebサーバーはWindows用もあるので有り難いですよ。
非常に簡単な操作なので、環境構築のは難しくありません。Microsoft公式サイトで申し込むことによって、Windows Server最新版も無料で試すことが可能です。
IT用語を分かりやすく解説
下記では、Windows認証における「IIS」をわかりやすくお伝えしていきましょう。メリットとデメリットも参考にしてみてください。
サーバーでの認証のこと
Windows認証における「IIS」とは、サーバーでの認証のことを指します。「IIS」とは、Webサーバーにあるデータを更新するためのツールとして機能します。そして、FTPサーバーの機能を搭載することも可能です。
なお、別途でWindows用のFTPサーバーソフトを利用して、インストールしなくても構いません。これは覚えておきたいポイントですね。
メリット
Windows認証における「IIS」のメリットとは、パソコンと同じWindowsOSで問題なく作動するため、操作に慣れているという点です。つまり、コマンドを覚えなくてもいいので、すぐに操作できるようになります。
また、日本語の公式マニュアルが多いので、何かわからないことがあったとしても心配ないでしょう。セキュリティの設定方法もわかりやすいため、安心して使いまわすことができます。
デメリット
一方でデメリットですが、ほとんどないと言ってもよいでしょう。強いていうならば、IIS設定方法に多少の時間がかかってしまう点です。
まとめ
今回の記事では、Windows認証とは?IT用語を分かりやすく解説!ということで、Windows認証について様々な角度から解説してきました。
SQLServerのWindows認証をはじめ、SQLServerのSQLServer認証、IISなどのメリットやデメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。