Internet Explorerのキャッシュの削除方法を解説!
Internet Explorer (IE)でホームページを表示していると、動きが遅くなることがあります。そういうときは、Internet Explorer(IEキャッシュ)キャッシュクリアをおすすめします。キャッシュクリア方法と削除項目を紹介します。
目次
- 1Internet Explorer/IEのキャッシュとは
- ・インターネットの一時保存ファイル
- ・キャッシュが貯まるとどうなるか
- 2Internet Explorer/IEのキャッシュクリア方法~インターネットオプション~
- ・ツールを選択
- ・インターネットオプションを表示する
- ・全般タブを選択
- 3Internet Explorer/IEのキャッシュクリア方法~閲覧の履歴~
- ・閲覧の履歴の削除を選択
- ・チェック項目を確認する
- ・削除をクリック
- ・選択された閲覧の履歴が削除されましたが出るまで待つ
- ・インターネットオプションから適用を選択
- ・開いているIEを終了する
- ・IEを再起動
- 4Internet Explorer/IEのキャッシュクリアの注意点
- ・IEのバージョンによる削除方法の違いとは
- ・キャッシュの保存期間とは
- ・一時保存ファイルの容量とは
- ・キャッシュを自動的に削除する方法
- ・削除項目による影響とは
- ・合わせて読みたい!Internet Explorerに関する記事一覧
Internet Explorer/IEのキャッシュとは
Internet Explorer(IE)のキャッシュには、一度閲覧したWebサイトの情報を一時的に保存することで、次回以降に同じサイトを閲覧した時に読み込みを早くする効果があります。
インターネットの一時保存ファイル
キャッシュというのは、インターネットの一時保存ファイルのことです。
インターネットの一時保存ファイルには、Internet Explorer(IE)でホームページを閲覧した際、ホームページのレイアウトやそこで使われているアイコンはもちろんのこと、ホームページで動画が再生されたならば動画の情報も保存されます。
次回Internet Explorer(IE)で同じホームページを閲覧するときには、IEの一時保存ファイルの情報を使ってホームページを表示するため、ホームページを早く表示できます。
しかし、キャッシュに残っている情報は一度閲覧したときの情報ですから、キャッシュの情報ばかり読み込んでしまうと、新しい情報が反映されないことがあります。
ホームページが更新されているはずなのに情報が変わっていない、というときはキャッシュの情報を見てしまっている可能性があります。
キャッシュが貯まるとどうなるか
Internet Explorer(IE)のキャッシュは便利な反面、キャッシュが貯まってしまうことによるデメリットがあります。
一度閲覧したホームページの情報がすべてキャッシュに貯まりますから、ホームページをたくさん閲覧することで、キャッシュに貯まるファイルの容量が大きくなります。
文字情報などの情報は小さい情報ですが、小さい情報も集まれば大きな情報ですし、動画ファイルや写真などは大きなファイルですから、そのようなファイルが集まれば、パソコンのHDD容量が圧迫されます。
Internet Explorer/IEのキャッシュクリア方法~インターネットオプション~
Internet Explorer (IE)のキャッシュはホームページの読み込みを早くするので便利ですが、デメリットもありますから、キャッシュの情報は定期的にクリアすることをおすすめします。
Internet Explorer (IE)のキャッシュ、インターネットオプションからクリアできます。IEキャッシュをクリアする方法を紹介します。
ツールを選択
Internet Explorer (IE)の右上にある、歯車のアイコンをクリックします。
インターネットオプションを表示する
歯車のアイコンをクリックしたら、下の方にある「インターネットオプション」をクリックします。
全般タブを選択
インターネットオプションが開いたら、全般タブをクリックします。
Internet Explorer/IEのキャッシュクリア方法~閲覧の履歴~
インターネットオプションの全般タブが開いたら、いよいよキャッシュクリアを実施します。
閲覧の履歴の削除を選択
全般タブにあります閲覧の履歴の項目を確認して、削除をクリックします。
チェック項目を確認する
閲覧の履歴の削除には、いくつか項目がありますので、必要な項目にチェックが入っているか確認します。
「お気に入りWebサイトデータを保持する」「インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル」「クッキーとWebサイトデータ」「履歴」「ダウンロードの履歴」にチェックを入れます。
フォームデータ、パスワード、追跡防止、ActiveXフィルター、および Do Not Trackのデータについては、ほとんどの場合はチェックを入れません。
削除をクリック
必要な項目をチェックしたら、いよいよ閲覧の履歴を削除します。削除するには、削除をクリックします。
選択された閲覧の履歴が削除されましたが出るまで待つ
削除をクリックしてしばらくすると、Internet Explorer (IE)の一番下に「選択された閲覧の履歴が削除されました」と表示されたらキャシュ削除終了です。
インターネットオプションから適用を選択
キャッシュの削除が終わりましたら、インターネットオプションのポップアップから「適用」を選択します。
開いているIEを終了する
インターネットオプションのウィンドウがとじましたら、画面右上の×ボタンをクリックしてInternet Explorer (IE)を終了します。
IEを再起動
もう一度Internet Explorer (IE)を立ち上げます。Internet Explorer (IE)を立ち上げるには、スタート(Windowsロゴマーク)からWindowsアクセサリを開いて Internet Explorer (IE)を開きます。
Internet Explorer/IEのキャッシュクリアの注意点
Internet Explorer (IE)のキャッシュを削除するにあたり、いくつか注意点があります。注意点を守らないと、本当は消さなくても良いデータを削除してしまいます。
IEのバージョンによる削除方法の違いとは
Internet Explorer (IE)にはバージョンがあります。例えばWindows7というOSに入っているInternet Explorer (IE)のバージョンはIE8が標準で利用できますが、閲覧の履歴の削除では、チェック項目が異なります。
IE8のチェック項目は、インターネット一時ファイル、Cookie、履歴、フォーム データ、パスワード、InPrivate フィルター データの6種類です。
IE9とIE10のチェック項目とIE11のチェック項目はほとんど同じですが、「ActiveXフィルター、および 追跡防止のデータ」が「追跡防止、ActiveXフィルター、および Do Not Track データ」という項目に変わっています。
キャッシュの保存期間とは
キャッシュの保存期間はインターネットオプションから、閲覧の履歴の設定で確認できます。インターネットオプションの閲覧の履歴の項目から「設定」をクリックします。
履歴タブを選択すると、ページを履歴に保存する期間が表示されます。日付を変えて適用すれば、長い期間保存することが可能です。
一時保存ファイルの容量とは
インターネット一時ファイルの容量を設定できます。インターネットオプションの閲覧の履歴の項目から「設定」をクリックし、インターネット一時ファイルタブを選択し、使用するディスク領域を設定します。
HDDの容量が大きいPCを利用しているならばディスク容量を大きくしても良いですし、タブレットPCなど、HDD容量が小さいPCを利用するときはディスク領域を小さくすることをおすすめします。
キャッシュを自動的に削除する方法
Internet Explorer (IE)を終了するときに、キャッシュを自動的に削除する設定ができます。インターネットオプションの閲覧の履歴の項目から、「終了時に閲覧の履歴を削除する」にチェックを入れて、更新をクリックします。
削除項目による影響とは
キャッシュの削除は、「インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル」「クッキーとWebサイトデータ」「履歴」「ダウンロードの履歴」の4項目に適用します。
それ以外の「お気に入り Web サイトデータを保持する」「フォームデータ」「パスワード」は削除したときの影響が大きいため、どういうときに削除すればよいか案内します。
お気に入り Web サイトデータを保持するの影響
「お気に入り Web サイトデータを保持する」にチェックを入れると、お気に入り(ブックマーク)登録しているサイトはキャッシュを削除しません。
お気に入りのサイトは閲覧頻度が高いので読み込みスピードは落としたくないですが、お気に入りサイトの表示がおかしい場合はチェックを外してキャッシュクリアをします。
フォームデータの影響
「フォームデータ」は、インターネット上のフォームデータです。フォームとは、サービスを利用するときなどの会員登録などのことです。ユーザーIDや検索履歴などもフォームデータです。
例えばショッピングサイトなどで、一度送り先情報を入れると、次から自動的に登録されているということがありますが、フォームデータを削除してしまうと、もう一度登録し直しです。
フォームデータを削除することは非常にまれなケースですから、チェックを入れて適用する必要がありません。
パスワードの影響
会員サイトにログインするときに、ユーザーIDやパスワードを入力しますが、一度パスワードを入力すると、IEでパスワードを覚えてくれるため、毎回パスワードを入力する手間が省けます。
パスワードにチェックを入れてしまうと、パスワード情報がすべて削除されますので、もう一度入力し直す必要があります。そのため、フォームデータと同様にチェックを入れる必要がありません。
本記事では、Internet Explorer (IE)のキャッシュの削除方法を解説しました。IEのキャッシュは、定期的に削除することでIEやパソコンの調子がよくなります。
IEの調子が悪いと思ったら、積極的にキャッシュの削除を実施しましょう。最後までお付き合いいただきありがとうございました。