2019年11月03日更新
「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいことを解説!
今回の記事では、iPhoneの急速/高速充電で知っておきたいことを解説していきます。知っておきたいこと、基本的な情報をこの記事で確認しましょう。iPhoneユーザーで急速/高速充電をしたいという方は、この記事の内容を参考にしてください。
目次
- 1「iPhone」の急速/高速充電とは
- ・大容量のアダプタで充電時間を飛躍的に短縮
- 2「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~充電時間目安~
- ・5Wの充電時間
- ・10Wの充電時間
- ・30Wの充電時間
- 3「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~必要な端末/機器~
- ・必要な端末
- ・必要な充電器
- 4「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~基本仕様~
- ・USB-C -Lightningケーブル
- ・USB PD
- ・MFI
- ・トリクル充電
- 5「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~選び方~
- ・付属品
- ・電力
- ・価格
- 6「iPhone」を急速/高速充電するためのおすすめ充電器
- ・充電器
- ・モバイルバッテリー
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!充電に関する記事一覧
「iPhone」の急速/高速充電とは
iPhoneユーザーの皆さんは普段、”急速/高速充電”をおこなっていますか?忙しい時は、急速/高速充電で素早く充電したいものです。急速/高速充電では、ケーブルやモバイルバッテリー選びが重要です。
今回の記事では、急速/高速充電について知っておきたいことや、必要となるものを紹介していきます。知っておきたいことや基本的な情報をおさえることで、モバイルバッテリーなどの選び方が変わるでしょう。
また、急速/高速充電の注意点などもこの記事では紹介していきます。下記の内容を見て、iPhoneの急速/高速充電をおこなっておきましょう。
大容量のアダプタで充電時間を飛躍的に短縮
まず急速/高速充電とはどういうことか?という点を紹介していきます。付属の充電器では、急速/高速充電はできないの?といった疑問を持つ方がいるかと思いますが、結論を言うと”不可能”です。
急速/高速充電とは、W数などで変わってくるものです。最新のiPhoneなど、バッテリーが大容量化している端末を充電するには、それなりのW数がないと急速/高速充電は出来ません。付属の充電器だと、スペック不足なのです。
そのため、急速/高速充電とは大容量のアダプタを必要とします。用意することで、充電時間が飛躍的に短縮します。付属の充電器の方が、端末にかかる負荷は少ないですが早く充電したい時は急速/高速充電用のものを用意しましょう。
「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~充電時間目安~
iPhoneの急速/高速充電とはどういうことか、という点を上記では紹介しました。付属の充電器では容量不足であり、急速/高速充電をしたいなら別にモバイルバッテリーやケーブル等を用意する必要が出てきます。
しかしその前に、急速/高速充電をするために知っておきたいことをこの項目では紹介していきます。それは、充電時間の目安です。
上記では、W数によって充電の速度が変わることを説明しました。下記では、W数によってどれだけ充電時間が異なるのかを表で紹介します。充電する端末はiPhone8を例に挙げています。確認しましょう。
5Wの充電時間
まずは、iPhone8を5Wの充電器で充電した場合の目安になります。5Wは、付属の充電器と同じW数になります。つまり、下記の表で見ると付属充電器で充電した場合、50分で50%充電ができるということになります。
フル充電したいのであれば、確実に80分以上の時間は必要となるのです。基本情報として、下記の時間目安は覚えておきましょう。
iPhone 8 | ||
時間 | 50分 | 85分 |
5W(付属) | ~50% | ~80% |
10Wの充電時間
次は10Wの場合の時間目安です。30分で50%と、かなり時間が短縮されているのが分かります。約50分で80%まで充電ができるので、付属充電器よりも確実に急速/高速で充電ができます。
iPhone 8 | ||
時間 | 30分 | 55分 |
10W | ~50% | ~80% |
30Wの充電時間
次に30W(正確には29W)での充電時間です。30分で50%、50分で80%と10Wとそこまで変わりないという結果になりました。フル充電をするなら30Wの方がわずかに急速/高速充電ができていますが、5分程度の差です。
このように、W数で充電時間が大きく短縮されることが表では分かりました。これにより、今後の充電器の選び方が大きく変わってくるでしょう。
もし付属の充電器でずっと充電していたという方がいれば、一度急速/高速充電に対応しているケーブルやモバイルバッテリー、アダプタ等を探してみてはいかがでしょうか。
iPhone 8 | ||
時間 | 30分 | 50分 |
30W | ~50% | ~80% |
「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~必要な端末/機器~
上記では急速/高速充電をするために知っておきたいこととして、充電の目安時間を紹介しました、充電器を変えることで、大幅に充電の時間が短縮されます。
W数によって変わるのは、基本情報として知っておきたいことです。続いても、基本情報として押さえておきたいポイントです。急速/高速充電に必要となる、端末や機器を確認しましょう。
必要な端末
急速/高速充電ができる端末は、実は全端末ではありません。ある程度新しいものでないと、大きな時間短縮をはかれないのです。
iPhone8以降
急速/高速充電が可能とされているiPhone端末は、iPhone8以降と言われています。それ以前の端末でも、W数によって短縮されることはありますが、最新端末の方がより時間短縮にはなることを基本情報として押さえておきましょう。
必要な充電器
続いては、iPhoneの急速/高速充電に必要となる充電器を確認しましょう。
ケーブル
まずは当然ながら、充電ケーブルが必要となります。製品の中には、すでにアダプタと一緒になっているものなどがあります。
しかし外出先でも使うことを考えると、モバイルバッテリーに挿せるようなタイプのケーブルを購入した方が便利と言えるでしょう。
アダプタ
次に、コンセントに挿すための”アダプタ”です。ケーブルだけでは、充電ができないので要注意です。上記のようなアダプタが必要となります。
「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~基本仕様~
上記では、iPhoneの急速/高速充電で必要となるものを紹介しました。基本情報として押さえておきたい点です。この項目でも、基本情報として覚えておきたいポイントを紹介していきます。
iPhoneの充電器の”基本仕様”を、下記で確認していきましょう。特にケーブルなどは、基本的に以下で挙げるものを使った方が良いです。
USB-C -Lightningケーブル
まず基本的に用意するものとして覚えておきたいのは、USB-C -Lightningケーブルです。iPhoneの充電で必須となるアイテムですので、これは欠かせません。Lightningケーブルは接続部分が平たいのが特徴です。
USB PD
次に覚えておきたいのが、”USB PD”です。USB-Cのことを知っている方は多いと思いますが、PDのことを詳しく知っている方はもしかすると少ないかもしれません。
簡単にUSB PDのことをお話すると、PDとはPower Deliveryの略称のことを言います。大きな電力供給を可能にしたUSBで、PDと明記されているものを選んだ方急速/高速充電には役立ちます。
iPhoneのケーブルを探す時は、PD対応の文字を探しましょう。PD対応になっていれば、急速/高速充電は可能であると認識してもらって大丈夫です。
MFI
次に覚えておきたい基本仕様は、”MFi”です。MFi製品のiPhoneケーブルを選びましょう。MFi製品とは、純正ではないけどAppleから認定を受けている製品のことを指します。
MFi製品であれば比較的安心して利用が可能です。純正品以外の製品を利用するのに躊躇するという方は、MFi製品であれば安心できるかと思います。
トリクル充電
基本情報としては、”トリクル充電”のことも覚えておきたいところです。トリクル充電とは、80%までは急速充電をして、それ以降は通常の速度で充電がおこなわれる方法になります。
「iPhone」を急速/高速充電するために知っておきたいこと~選び方~
次にチェックしていくのは、”選び方”についてです。iPhoneを購入する、また充電器を購入する際は選び方として下記の内容をおさえておきましょう。
下記では、Apple製品の付属品を紹介しています。急速/高速充電を心掛けた製品購入の選び方として参考にすると良いでしょう。
付属品
Apple製品の付属品をチェックしていきます。iPhone以外でも、MacやiPadの付属品も選び方の参考としてチェックしておきましょう。
Mac
MacはモデルによってはUSB-Cに対応しており、iPhoneの急速/高速充電(+同期)に活用することができます。
iPad
iPadの付属品充電器は、モデルによってケーブルが異なります。USB-Cタイプのもの、Lightningケーブルのものと分かれますので確認しておきましょう。
iPhone11 Pro
iPhone11 Proでは、最初から付属で急速/高速充電に対応した充電器が備わっています。
電力
急速/高速充電に対応した純正充電器は、18Wのアダプタです。現在、iPhoneで急速/高速充電するための最大効率は18Wと言われています。
価格
18Wの純正品は、Apple Storeで購入すると2800円はかかります。少々高値ですね。
注意点
Apple付属の充電器の注意点としては、モデルによって付属のアダプタのW数が異なる点が挙げられます。上記で挙げた11 Proは最初から急速/高速充電に対応したものが付いてきますが、それ以外の製品だと大体が5Wです。
そのため、購入するモデル次第では改めて充電器を”選ぶ”必要がでてくることは注意点として覚えておきたいところです。
また、注意点としてさらに覚えておきたいのは、”高すぎるW数は端末に負荷がかかる”という点です。18W数が現時点では最大効率。それ以上のW数を選んでも充電速度は早まらない上、負荷がかかるので注意点としておさえておきましょう。
「iPhone」を急速/高速充電するためのおすすめ充電器
上記では、iPhoneの急速/高速充電を意識した充電器の選び方として、Apple製品の付属品チェックをおこないました。続いては、急速/高速充電をおこなうための充電器を紹介していきます。
下記の充電器、そしてモバイルバッテリーがおすすめです。モバイルバッテリーは外出先でも重宝する製品かと思いますので、ぜひチェックしてください。
充電器
まずは充電器です。充電器を選ぶ際の注意点としては、やはり上記でも散々述べた”W数”などです。あとはMFi製品であるかをチェックする、PDに対応しているかをチェックする…といった点が、選び方のポイントとなるでしょう。
Anker PowerLine+ II
上記の選び方を押さえた製品として紹介するのが、こちらのAnker PowerLine+ IIです。付属の充電器よりもかなり丈夫なケーブルとして評判で、PDにも対応しています。充電器の根本も、何回折り曲げても中々壊れません。
モバイルバッテリー
続いてチェックしたいのは、モバイルバッテリーです。外出先はもちろん、急速/高速充電のために自宅で活用するのも有りです。モバイルバッテリーを選ぶ際の注意点としては容量などが挙げられます。容量によって何回フル充電ができるかなどが変わってきます。
容量の目安
何回フル充電をおこないたいかによって、選ぶmAhが異なります。1~2回の充電なら5000~10000mAhのもの、3回以上充電したいなら15000mAh以上のものを探しましょう。
Anker PowerCore 10000
上記の選び方、注意点をおさえた上で今回紹介するのは、上位で紹介した充電器と同じところから販売されているAnker PowerCore 10000です。10000mAhの容量を持っており、iPhoneやiPadの急速/高速充電が可能です。
まとめ
今回の記事では、iPhoneの急速/高速充電をおこなう上で知っておきたいことや注意点を紹介しました。おすすめのケーブルやモバイルバッテリーなどもしっかりチェックして頂けたでしょうか。
iPhoneユーザーの方は是非、今回の記事を参考にして充電器を選んでください。基本知識を得ることで、急速/高速充電ができる最適な充電器選びができるかと思います。